2009年3月31日 19時32分更新
岡山県北部の蒜山高原では、特産の「蒜山大根」の種まきが始まりました。
真庭市の蒜山地域は年間1500トンほどの大根を出荷する県内一の産地で、毎年、この時期から種まきが行われています。
ことしは雪解けが早かったため、作業は去年より5日ほど早く始まり、真庭市蒜山上長田の畑では、農家の人たちが専用のトラクターで畑を耕し、穴のあいたシートをかぶせて種をまく作業に追われています。
蒜山地域は高原の涼しい気候と火山灰の多い土壌が大根の栽培に適していて、育てられた大根はみずみずしく甘いのが特徴です。
蒜山大根は初夏から秋にかけての半年間にわたって収穫をするため、種まきも春のこの時期から9月ごろまで分けて行われます。
この時期に種をまいた大根は収穫する5月下旬ごろには50センチほどの長さに育ち、主に県内を始め大阪方面に出荷されます。