ホンダ、念じるだけでロボット動かせる技術開発

2009年 03月 31日 19:06 JST
 
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 [東京 31日 ロイター] ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は31日、島津製作所(7701.T: 株価, ニュース, レポート)などと共同で、人間が脳の中で動作を思い浮かべるだけでロボットを操作できる技術を開発したと発表した。基礎研究段階だが、将来は家事の手伝いや福祉などに活用できる可能性がある。

 まずは人間がセンサーのついたヘルメットを装着。右手を動かそうと考えると、センサーが脳の血流と頭皮の電流の変化を計測し、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」に解析データを伝達する。ロボットは命令を受け取ると、あらかじめプログラムされたとおりに右手を振る。

 今のところ右手のほか、左手、足、舌の4つの部位の動作に対応。人間が左手を動かそうと考えるとロボットは左手を振り、足を動かそうと考えると駆け足をし、舌を動かそうと考えると口の前に手をかざす。人間が脳の中で動作を思い浮かべてからロボットが動くまで7秒程度かかるが、正答率は90%以上を達成しているという。

 
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破産処理の可能性も

オバマ米大統領はGMとクライスラーに対し、再建に向けた努力の加速を求め、破産処理を行う可能性もあると明らかにした。
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