MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

スポーツホーム > スポーツ > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

日テレ大誤算…イチロー甘くみて3月視聴率“惨敗”

「結果出てから論評しても仕方ない」

 連日高視聴率をたたき出したWBC効果で、2次ラウンド以降を中継したTBSが3月の全日視聴率で首位に立った。一方、優先権があったのにWBCの放映権獲得を見送った日本テレビはテレビ朝日と並んで3位(2位はフジテレビ)。30日に行われた日テレ定例会見で、“大魚”を逃した細川知正会長兼社長(68、顔写真)は、「結果だけでいえばレーティング(視聴率)が高かったものをやれればよかったに違いない。だが結果が出てから論評しても仕方ない」と振り返った。

 「(1次ラウンド敗退で)米国に行かなかったかもしれない。北京(五輪)の結果(メダルなし)を見れば、やむをえなかったのでは」。10億円ともいわれる高額な放映権料を払うリスクを負えなかったが、その一方で「頭の2試合くらい、本戦(進出)と関係ないのに視聴率が高かったのにはびっくりしまして、判断が違ったかな」と誤算も認めた。

細川知正会長(クリックで拡大)

 いずれもテレビ朝日が中継した5日の中国戦は28.2%、7日の韓国戦は37.8%を記録。日テレ関係者は最大の誤算を「イチロー(人気の高さ)に尽きる」とみる。

 2月の宮崎での代表合宿でも、詰めかけたファンの視線はイチローに集中。キャッチボールやベースランニングといった単なる練習メニューでも歓声が上がった。視聴者の関心は試合の重要性よりも、イチローの一挙手一投足にあったわけだ。

 WBCの熱狂に乗じて? 日テレは急きょ、3日から地上波で生中継する巨人−広島の開幕3連戦の放送時間延長を決めた。開幕戦は最大1時間、第2戦、第3戦は最大30分間の延長という。

 とはいえ、巨人にイチローばりの千両役者は見あたらない。原監督という世界一の指揮官を擁するが、「ダッグアウトばかり映すわけにはいかないですからね…」と細川会長。悲願となっている巨人戦の平均視聴率2ケタ回復は今年も苦しいか。

ZAKZAK 2009/03/31

スポーツニュース

もっと見る