共同、ウラジオストク支局開設 ロシア極東沿海に拠点【ウラジオストク31日共同】共同通信社は4月1日、ロシア極東沿海地方のウラジオストクに支局を開設する。同社で43番目の海外支局となり、北方領土を実効支配により管轄下に置くロシア・サハリン州のほか、北朝鮮や中国と国境を接するロシアの極東全域とシベリアを取材エリアとして、多様で質の高い北東アジア報道を目指す。 旧ソ連時代は軍事閉鎖都市だったウラジオストクでは、2012年にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催が予定され、ロシア政府も「アジアへの窓口」として大規模な開発を目指している。 ウラジオストクにはシベリア鉄道の東側の終着駅があり、欧州へつながる物流網の拠点として環日本海の自治体や日本企業の関心も高まっている。 共同通信社の伊藤修一編集局長は「ウラジオストクに新たな取材拠点を置くことで、日ロ間の経済交流や北東アジアの国際情勢、極東の社会の様子など、読者のニーズに応えられる充実した報道を目指したい」と話している。 【共同通信】
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