2009年3月31日18時51分
テレビ朝日の情報バラエティー番組がインターネット上のブログを自作して紹介した問題で、総務省は31日、テレビ朝日に厳重注意の行政指導をした。過剰な演出で日本民間放送連盟の放送基準に反しており、放送法にも抵触すると認定した。
番組は1月10日に放送された「情報整理バラエティー ウソバスター!」。ネット上の情報の真偽を取り上げる趣旨だった。放送した六つのネット情報について、総務省は(1)五つはスタッフが撮影用に作ったネット情報を元のネット情報であるかのように誤認させた(2)一つは元のネット情報の存在を確認できなかったにもかかわらず放送した――の2点が過剰な演出に該当すると結論づけた。
テレビ朝日広報部は「直接の裏付けを欠いた放送は極めて不適切でした。視聴者や関係者におわび申し上げます」とのコメントを出した。