放送予定
   
   
   
3月31日(火)放送予定
生き残れ 日本製造業(2)
中国内陸に商機あり


日本企業が今後の成長のカギとしているのが、長期的に成長が見込まれる新興市場の開拓だ。そのひとつがアジア、とりわけ、従来は日本企業の進出がそれほど進んでいなかった中国内陸部の開拓。8%成長を維持するため、中国政府がおよそ57兆円の巨額の投資を行うと打ち出す中で、内陸部に重点的に配分すると見られている。この機会を捉え、マツダは内陸部の特に人口50万人規模の都市へのディーラー拡大に力を入れている。一方、コマツは公共工事の情報を入手して建機の販売に力を入れている。しかし、内陸部に人材が不足しているなど、市場の開拓は簡単ではない。日本企業の成長に欠かせない新興市場の開拓の取り組みと課題を考える。
(NO.2715)

スタジオゲスト 此本 臣吾さん
    (野村総合研究所執行役員)
※3月31日(火)放送分よりBS2での放送時間が24:10〜となります。ご注意ください。
 
   
   
4月1日(水)放送予定
生き残れ 日本製造業(3)
“新産業”を創造せよ


日本経済の課題となっている「世界との競争に勝てる新産業の創造」。今、次世代の成長産業を創り出すため、様々な取り組みが始まっている。自動車の下請けメーカーが多かった神奈川県では、産官学一体となって、これからの成長分野、リチウムイオン電池の研究に取り組んでいる。これまで「自動車メーカーのピラミッド」に入ってきた中小企業は、その枠組みを越え、リチウム電池の部品の開発に乗り出すなど構造変化が起き始めている。また、これまで日本企業は高い技術力を持っていても、それを生かすための「国際標準」を握る戦略が欠けていた。そうした中、2011年に決まる介護や警備などのロボットの国際標準化に向けて国と企業が戦略を練り、技術者が対外交渉のノウハウを身につける訓練なども始まっている。日本企業が世界と戦うために必要な「戦略」は何か考える。
(NO.2716)

スタジオゲスト 高橋 進さん
    (日本総合研究所 副理事長)