|
お産の再開からわずか2年で再び休止です。
南砺市の公立南砺中央病院は医師と助産師が確保できないため1日から産科を休止します。
南砺市旧福光町の公立南砺中央病院では医師不足のため休止していた「お産」をおととし3月から再開して2年間で128人の赤ちゃんを取り上げてきました。
しかし、1人で「お産」に向き合ってきた常勤の産婦人科医が体力の限界などの理由から31日付けで退職したほか同じく1人だけいた助産師も31日付けで退職しました。
1日からは非常勤の医師が週2回検診などの診療を行いますが、「お産」は再開からわずか2年で休止に追い込まれ、南砺市では再び「お産」ができる医療機関がゼロとなります。
南砺市医療局管理者の倉知医師は「厳しい現状だが、再開に向け努力する」と市民に理解を求めています。
南砺市倉知医療局管理者は「すぐに手当てが出来る見込みはたっていませんけれどもー」「是非いつかは再開したいということで今の設備を温存しながら時期を待ちたい」
県内には25の公的病院がありますが、公立南砺中央病院の休止によって「お産」が出来る病院は現在の13から12に減ります。
また今年に入って「お産」を休止したのは黒部市の民間クリニックに次いでこれで2か所めで、産科医療における担い手不足の現状が浮き彫りとなっています。
|