新タンクは平成19年11月に着工し外壁のコンクリート舗装はほぼ完成しています。きょうは屋根を空気圧で浮き上がらせる作業が朝から行われ、その様子が公開されました。巨大な送風機で空気をタンクの中に送り込み、重さ2千トンの鋼鉄製の屋根を1分間に30センチの速度で浮き上がらせます。最終的に52mの高さまで屋根を持ち上げ溶接で屋根を固定します。水島LNGはクリーンエネルギーとして期待されている液化天然ガスを貯蔵し、販売しています。新タンクの増設により年間で100万トンのLNG販売が可能になります。新タンクはおよそ300億円をかけて整備されるもので、平成23年度中の稼働を目指しています。
倉敷市立短期大学の4年制移行などを協議してきた倉敷市市立大学審議会は30日、「短大を存続しつつ、4年制移行については将来の課題とする」との最終答申をまとめ倉敷市長に提出しました。
倉敷市役所を訪れた倉敷市市立大学審議会の岡本 輝代志会長が、伊東香織市長へ最終答申書を手渡しました。最終答申によると、短大は当面存続させるとしていますが、全国的に短期大学の置かれている状況は厳しく、今後学生の確保が難しくなると予想しており、4年制大学への移行は予算などの条件が整い次第改めて検討すべきとしています。また、短大の機能充実策として運営効率を高めるための法人化の検討や、センター試験の導入、地域連携に向けた取り組みとして大学・地域連携センターの設置を提案しています。今後は、短大としての具体的な特色づくりや、長期的な課題としている4年制化への再検討時期が焦点となりますが、新大学構想の検討が始まった平成15年からの議論は、ひとまず決着しました。
総社市が行った三菱自動車購入時の助成金交付を受けて、三菱車などの自動車部品を製造する協同組合ウイングバレイ加盟企業の従業員が30日、地元に恩返しをしようと高梁川堤防で清掃活動を行いました。
清掃活動をしたのは総社市内で自動車部品などを製造する協同組合ウイングバレイ加盟の8社です。このボランティア活動は、総社市の三菱の新車を購入すれば助成金を交付する支援に対し、ウイングバレイ加盟の企業が感謝の気持ちを込めて行ったものです。各企業からあわせておよそ360人の従業員が参加し、総社大橋を基点に上流部、下流部の堤防4ヶ所で清掃活動をしました。参加した従業員たちは、それぞれおよそ2kmにわたって法面に捨てられた空き缶やタバコの吸殻などを拾い集めていました。