携帯型印鑑。これまでもたくさんの提案があったカテゴリーだが、利便性も兼ね備えたスマートなフォルムが秀逸。 | 印面から無色の香料が染みだす「嗅覚の印鑑」。 捺す回数で香りの強弱をコントロールできる。 |
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■審査員評 「印鑑を携帯する際、薄型印鑑があれば便利なのだが…と感じることが多かった。この作品はシンプルながらも朱肉を内蔵し、ワンプッシュで使用できる。実用化においては素材の吟味が必要かと思うが、構造面を含めよく考えられている」(喜多) |
■審査員評 「日本には香りの表現文化があるが、現代生活に改めて香りを提案するという発想がよい。ネーミングも魅力的。香りを題材とする作品のなかで最も評価できた提案」(後藤) |
手で書き伝える行為を、より特別なものにできる機会の必要性を感じて提案したという、原稿用紙のマス目をつくるロールスタンプ。 | 印艦のシルエットを崩さぬ程度に先端を細くし、印鑑を置く際の朱肉汚れを防ぐ。持ちやすく捺しやすい形状。 | |
■審査員評 「3 行を転がすという発想、田植えの道具『わく』からの着想、桐細工ケースなど、美意識に貫かれた提案」(原) |
■審査員評 「人々が気にしつつも解決されていなかった課題を解決する力作。理にかなう姿であると同時に美しい。問題点に正面から向かっている」(深澤) |