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李大統領「世界は保護主義から原状復帰せよ」

フィナンシャル・タイムズとのインタビューで主張

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は多くの国々によるあらゆる保護主義の動きについて、昨年11月のG20(主要20カ国・地域)金融首脳会議開催時のレベルにまで引き戻すべきと主張した。

 李大統領は30日付の英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたインタビューで、「昨年11月のG20会議で各国は保護主義の凍結に合意した。しかし、その後も複数の国々が保護主義的な方向へと動いている。そのため(来月初めに開かれるG20会議で)現在保護主義に向かっている国々に対して、口だけでなく、原状に戻すべきと主張したい」と述べた。

 さらに李大統領は「具体的かつ実行可能な措置として、世界銀行が定期的に貿易や金融における保護主義の排除が行われているかをチェックし、これを守らない国のリストを公開することを提案したい」と述べた。

 李大統領は金潤玉(キム・ユンオク)夫人と共にロンドンで開催されるG20金融首脳会議に出席するため、3泊5日の日程で31日に出国する。現地で李大統領は米国のオバマ大統領をはじめとして、中国、日本、英国、オーストラリアの5カ国首脳とも相次いで会談を行う予定だ。

朱庸中(チュ・ヨンジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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