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柏崎刈羽原発:原子炉建屋内で火災 1時間半後に鎮火

 5日午前9時ごろ、新潟県柏崎市の東京電力柏崎刈羽原発1号機の原子炉建屋内で火災が発生、作業員らが消火器などで消火し、同10時半ごろ鎮火が確認された。放射線管理区域内だが、放射能漏れや外部への影響はないという。消火作業の際、下請け会社の男性作業員(39)が顔に軽いやけどをした。

 東電によると、火災があったのは同建屋の地下5階で、緊急時に原子炉を冷やすためのポンプがある「原子炉隔離時冷却系ポンプ室」。室内で数人の作業員が点検作業の準備中だった。作業に使う溶剤が燃えた可能性があるとみている。

 同原発は中越沖地震(07年7月)で被災し全7基が停止したまま。最も復旧作業が進んだ7号機で事実上の運転再開となる起動試験の開始を地元自治体が了解するかを巡って、県などが県民向けの説明会を開いているさなか。また、同原発では中越沖地震の際、3号機変圧器で火災が起きたほか、その後の復旧作業中にも昨年11月、7号機タービン建屋でぼやが発生し、作業員2人が負傷するなど、火災が7件相次いでいる。【岡田英、五十嵐和大】

毎日新聞 2009年3月5日 11時21分

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