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パナソニック電工など、LED照明使った可視光通信システム構築
パナソニック電工は、発光ダイオード(LED)照明を使った可視光通信のシステムを数社で構築した。照明の点滅により情報を発信し、近距離無線通信「ブルートゥース」を利用した可視光受信装置を装着した携帯電話などで情報を閲覧する。美術館の展示解説や工場での部品管理など用途開発を進める。
高周波変調をかけた信号で、LED照明を一秒当たり9600回点滅させる。ユビテック(東京都品川区)がシステム構築し、電通関西支社(大阪市北区)とNTTラーニングシステムズ(東京都港区)が情報サービスを提供、丹青社が空間演出を担当した。
他社との連携も視野に2012年度をめどに採用につなげたい考えで、全地球測位システム(GPS)の電波が届かない室内や地下などで使用を見込む。
(掲載日 2009年03月31日)
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