2009年3月31日 8時12分更新
県教育委員会は、30日、新たに11人の教諭の処分を発表しました。
これによって平成20年度に処分を受けた教職員は、平成19年度より2人増えて47人となり、4年連続で40人を超えました。
県教育委員会によりますと、新たに処分を受けたのは卒業式での国歌斉唱の際に起立しなかった9人などあわせて11人の教諭です。このうち県立高校の44歳の男性教諭は、顧問を務める運動部の女子生徒に対して、2人で遊びに行くよう誘ったり、連絡を求める携帯電話のメールをたびたび送ったりして不快感を与えたとして戒告処分を受けました。
教諭は、この女子生徒に、「試合で円陣を組む時に隣に来てほしい。」などと書いた手紙も渡していたということで、教育委員会は一連の行為がセクハラやつきまといにあたると判断しました。
これで平成20度処分を受けた教職員は、平成19年度より2人増えてのべ47人となり4年連続で40人を超えました。
県教育委員会は「原因を分析したうえで、教職員に継続的な研修を行い不祥事の根絶に取り組んでいきたい。」と話しています。