2009年3月30日 20時10分更新
去年6月、千歳市の女子中学生がマンションから飛び降りて意識不明となっている問題で、両親の代理人の弁護士が30日会見を開き、いじめが無かったかなど事実関係の調査を千歳市の教育委員会などに対し改めて求めたことを明らかにしました。
この問題は去年6月、千歳市の中学1年の女子生徒が「学校で過ごす自信がなくなった」などとした書き置きを残して自宅マンションから飛び降り、意識不明になっているものです。
この問題で30日、両親の代理人の弁護士らが札幌市内で会見し、「この問題は十分に調査されていない」として、千歳市の教育委員会や学校などに対し、いじめがあったかなどについての再調査と共に、今後の対応を協議する場を来月10日までに設けるよう求めたことを明らかにしました。
またこの中ではこの問題をきっかけに、同級生が書いたいじめについての作文を学校側が裁断し破棄したことはきわめて不適切だとして強く抗議しています。
この問題を巡っては、千歳市の教育委員会が去年10月に「いじめがあったかは確認できない」とする報告をまとめていますが、これに対し道教委・北海道教育委員会は調査の経緯を保護者らに説明するとともに、文書で報告するよう指導しています。