自民党の日本経済再生戦略会議(会長・町村信孝前官房長官)は30日、今後3年を見越した「日本経済再生への戦略プログラム」の中間報告をまとめた。高速道路・新幹線の整備促進や首都圏空港の機能強化などで、2010年中に国内総生産(GDP)伸び率など主要な経済指標をプラスに転換する。政府・与党はプログラムのうち、緊急を要する事業を2009年度補正予算案に盛り込む考えだ。
 町村会長は31日、中間報告を麻生太郎首相に提出する。プログラムは3年間で200万人の雇用を維持・創出し、中長期的には3%程度の経済成長を目指す。(30日 20:51)