2009年3月30日 18時40分更新
使用済みの食用油などからつくるバイオディーゼル燃料の給油スタンドが岡山県真庭市の湯原温泉に完成し、30日、利用開始に向けて消防の検査が行われました。
この給油スタンドは、バイオディーゼル燃料を旅館の送迎車などに使用してきた湯原町旅館協同組合が、さらに多くの旅館に利用を広げていこうと設置したものです。
30日は利用開始に向けて真庭市消防本部による完成検査が行われ、消防署の職員が、給油タンクに異常が無いことや、消火器が設置されていることなどを確認した上で使用を許可しました。
このスタンドで給油されるバイオディーゼル燃料は、主に湯原温泉の旅館や飲食店で使用された天ぷら油を集めて製造されたもので、通常のディーゼルエンジン車で軽油の代わりに利用できます。
使用許可が下りたことを受けて、組合では今週からスタンドの使用を開始することにしていて、組合員に対して1リットル110円で販売する予定だということです。
湯原町旅館協同組合の古林伸美理事長は「これから気軽に給油できるようになる。湯原温泉の環境への取り組みについてアピールしていきたい」と話しています。