2009年03月30日

ハミルトン「チームからトゥルーリに抜かせるよう言われた」

Lewis: Team Asked Me To Let Trulli Past

トゥルーリ、ハミルトン、オーストラリアGP

ルイス・ハミルトンは、オーストラリアでセイフティ・カー出動中にヤルノ・トゥルーリと順位が入れ替わったあと、マクラーレンからトゥルーリを先に行かせるよう指示があったと述べている。

トラックでイエロー・フラッグが出ている間、トゥルーリは膨らんで芝の上を走行したため、ハミルトンはしかたなく彼を追い越した。ルイスによると、その後チームは、彼にトゥルーリを先に行かせるよう頼んだという。これはおそらくペナルティを恐れたためだったのだろう。

しかしレース後、トゥルーリはイエロー・フラッグでオーバーテイクしたとして25秒加算ペナルティを受けた。セイフティ・カー先導のままフィニッシュしたため、タイム差がほとんどなかったので、トゥルーリは12位まで後退し、ルイスが3位になった。

しかし、パルク・フェルメから現れたルイスは "SPEEDtv.com" に次のように語った。「セイフティ・カー出動中、僕はトゥルーリの後ろにいた。セイフティ・カーは走っているときのオーバーテイクは認められていない。でも彼は最後からふたつ目のコーナーでコースアウトして芝生まで膨らんだので、彼のタイヤが冷えていたのだろうと思った。そして彼を追い抜かざるを得なかった。できるだけ減速したよ。僕は彼に先を譲るよう言われたんだ。でも、つまり... そういう規約かどうか知らないんだ。そうでないのなら僕は3位になるはずだよね」

チーム声明の中で、トゥルーリはマクラーレンが減速してあまりにはっきりと脇に寄ったので、ヤルノは「彼にトラブルが発生した」と思ったと述べ、ハミルトンの主張を裏付けた。

しかし両ドライバーがスチュワードと面会し、それぞれの主張を述べた後、トゥルーリの見解は軽視され、ルイスは自発的に彼に譲ったのではないという結論に達したようだ。

25秒加算ペナルティはストップ＆ゴーと同等なので、このようなペナルティに控訴することは通常不可能である。そして最後の5周以内に起こった出来事のあとで発表されたペナルティは通常の方法で処理されない。

それでもトヨタは、通常のFIAのチャンネルではなく、競技役員である元F1ドライバーのティム・シェンケンというめったに使われないチャンネルを発見した。これにより、トヨタはこの問題を検討する時間を稼ぐことができた。

-Source: SPEEDtv.com
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