見舞客を装って病院で盗みを繰り返したとして、広島東署は住所不定、無職田中光博被告(36)=窃盗罪で公判中=を別の四件の窃盗罪で追送検し、三十日、捜査を終結した。
広島東署の調べでは、田中容疑者は八月十九日午後、府中町の総合病院の病室に侵入。入院していた奈良市内の無職女性(63)が離れたすきに小物入れに置いていた現金一万三千円入りの財布を盗むなどした疑い。
広島東署によると、田中容疑者は二〇〇四年十月上旬から昨年十月下旬にかけて広島、岡山、島根、鳥取の四県で同様の窃盗を九十七件繰り返し、被害額は現金約三百十万円を含む計約四百十万円に上るとみている。
|