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政府、「米に賠償求めず」/豪女性の見舞金肩代わりで
- 在日米軍・防衛
- 2008/06/17
二〇〇二年に横須賀市内で米兵から性的暴行を受けたとするオーストラリア人女性に対し、防衛省が加害米兵や米国に代わり支払った「見舞金」三百万円について、政府が米側に賠償を求めていないことが十七日、分かった。
民主党の松野信夫参院議員の質問主意書に対する政府答弁で明らかになった。
見舞金をめぐっては、防衛省が被害者救済の観点から支給を決めたが、被害女性も「なぜ米兵の損害賠償に日本の税金が使われるのか」と述べるなど、米側に負担を求める声が上がっていた。
答弁書では、米兵や米軍に対する「求償は行っていない」としたが、理由には触れていない。
加害米兵は民事訴訟で損害賠償の支払い命令を受けながら、裁判中に帰国。日米地位協定では米政府が肩代わりすると規定しているが、米側は国内法で請求の時効が成立しているとして支払いを拒否していた。
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