常勤の麻酔医師が不在となっている庄原市の庄原赤十字病院(中島浩一郎院長、310床)は4月1日から、夜間や休日の非常勤医師を確保し、緊急手術に24時間対応できるよう体制を整える。
広島大や岡山大の麻酔科医局の協力を得て、岡山大や広島市内の麻酔科医師計5人が非常勤医師として勤務する。現在、4月の夜間・休日勤務のローテーションは95%が埋まり、5月以降、100%に近づける。病院によると、常勤医師がいた際と変わらない対応ができる、という。同病院の麻酔医師は昨年5月まで2人いたが、1人が出産・育児休暇に入り、もう1人が同9月末で退職したため不在となっている。平日の診察時間内は非常勤医師が勤務し、予定手術などに対応しているが、夜間や休日の緊急手術が困難な状態が続いている。
【写真説明】夜間・休日の緊急手術が可能になったことを知らせる案内を、病院内の掲示板にはる職員
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