29日投開票の千葉県知事選で100万票を超える得票で圧勝した森田健作氏(59)は一夜明けた30日、千葉市で記者会見し、自分の在職期間について「公約を1期でできればそれでいい。長くても2期」と述べた。 森田氏は31日午後、首相官邸で麻生太郎首相と面会することを明らかにした。埼玉、東京、神奈川の3都県の知事と東京湾アクアラインの料金値下げや、成田、羽田両空港を結ぶリニアモーターカー建設などについて意見交換する考えを表明。人事では治安担当の副知事を検討しているとした。 会見に先立ち森田氏は早朝からテレビやラジオの番組に相次ぎ出演し、慣れた様子で司会者の質問に笑顔で答えた。「寝てないでしょう」との質問に「1時間」と答えたが、疲れを見せず「千葉にはポテンシャルがある。県民がやる気になれば日本一になれる」と繰り返した。 マニフェスト(公約集)に掲げたリニア建設などの実現性について司会者から問われると、恋愛や受験の例を引き合いに「やる前から悲観的にならない。夢と希望をもてば必ず結果はついてくる。応援してくれよ」と強調した。 |