20誌以上の人気雑誌が参加

>>プロフィールを見る
　

毎日ではないけれど、できるだけ自転車での通勤を心がけている佐野さん。健康にいいのはもちろんとして、自転車に乗ることで見られる景色が、佐野さんのクリエイティブな心をくすぐるからだ。
「あそこの看板に自分のプロジェクトが載っていたらどう見えるか、とか、そこで歩いている人に作品を見せたらなんと言うか、というようなことを考えるので、自転車に乗ることは、僕の中では“発想の原点”なんです。デザインは人の目に触れるものなので、外に出て刺激を受けることが大切だと思うんです。そんなときにPSPのGPS機能があると、道に迷うことがなくて、便利ですよね」

日によっては、クライアントの会社に行き、スタジオに行き、と、まるで自転車便のように街を疾走する佐野さんだが、時には寄り道をすることも。
「事務所に向かう途中で見つけた喫茶店に入って、アイデアを考えたりすることもあります。そこでいいアイデアが生まれたら常連になってみたり、あまりいい案が出ないと、もう行かなかったりもするんですけどね（笑）。場所のせいにしてもしょうがないですけど、割と、場所とクリエイティブって、関係が深いと思うんです」

お気に入りの場所をメモリースティックに記憶しておけば、次に行くときに迷う心配がない。もちろん「もう行かない！」と決めたなら、その情報を消去することも可能だ。
「知り合いの人におすすめのラーメン屋を聞いて、フラッグを立てておくのもいいですよね。●●さんのおすすめのラーメン屋って（笑）。仕事で行く場所の近くにそのラーメン屋があったら、つい、向かいたくなっちゃいます」

仕事で関わる商品のことを、いつも愛して作品を作る佐野さんにとって、PSPの新色発売は特別なことでもある。実は、まだ黒と白の2色展開だったPSP発売当初の広告を担当していたのだ。「生活スタイルがみんな違うので、選べる楽しさがあるのは、いいことですよね。」と感慨深そうな顔を見せた。
　

>>仕事の合間のリフレッシュタイムに