29日の千葉県知事選で民主党推薦の吉田平氏は大差で敗れたものの、事前に苦戦が伝えられていたこともあり、同党では小沢一郎代表の進退に直結するような事態にはならないとの見方が広がっている。しかし、公設秘書の逮捕・起訴後、与野党が対決した初の大型選挙で示された民意だけに小沢氏にとって痛手で、今後の世論の動向などによっては辞任論が強まる可能性もある。鳩山由紀夫幹事長は談話を発表し、「短期決戦の中で、(森田健作氏との)圧倒的な知名度の差を跳ね返すまでの後押しができなかった」と敗因を分析。今後の対応に関しては「一致結束してさらに信頼される党へと成長し、政権交代を成し遂げる」と強調した。参院幹部は取材に対し「負けは織り込み済みだ。代表の進退とは何の関係もない」と小沢氏を擁護。小沢氏周辺も「これを代表の進退、責任論に結びつけるのは無理筋だ」と辞任論をけん制した。
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共産「今後の闘いに生かす」=小沢氏問題も影響と社民