今日のお天気

JR運行情報



バナー広告
TBSモバイルへ!

注目キーワード


最終更新:2009年3月29日(日) 18時9分

上野動物園、入園者数激減の理由とは

動画を他のプレイヤーで見る

 入園者数が全国トップの東京・上野動物園がピンチを迎えています。今年度の入園者数が大きく落ち込み、60年ぶりに300万人の大台を割り込むことが確実となりました。果たして、その理由とは?

 127年の歴史を持つ東京・上野動物園。入園者数は常に全国の動物園の中でトップの座を占めてきました。ところが・・・

 「60年ぶりということになります」(上野動物園 田畑直樹 副園長)

 今年度の入園者数が60年ぶりに300万人の大台を、下回ることが確実になりました。去年に比べ、67万人、17%もの大幅ダウンで、2位の旭山動物園にわずか8万人差まで迫られました。なぜ、こんな事態に?

 「パンダいないんですか?どうしたんですか?」(来園者)

 上野と言えば、パンダ。しかし、去年4月、リンリンが死に、上野動物園からパンダが1頭もいなくなってしまったのです。かつて、パンダがいた場所には今、レッサーパンダが。

 「なんと言っても、パンダのリンリンが死亡したこと。動物園としては、いろいろ努力はしてるのです」(上野動物園 田畑直樹 副園長)

 いまもパンダの人気は衰えず、売店の人気商品はこの「パンダ焼き」。

 入園者へのアンケートでも「見たい動物」1位はダントツでパンダ。しかし・・・

 「(パンダは)いてもいなくてもいいじゃない」(石原慎太郎 都知事)

 中国側に支払う年間レンタル料は1億円とも言われ、石原都知事は再びパンダを呼ぶことに消極姿勢を示しています。

 「パンダ必要だと思います。去年来たときと活気が違う」
 「私たちの年代は、上野動物園イコール パンダ」(来園者)

 1972年。日本で初めてのパンダ、カンカンとランランが来日。上野動物園はその2年後に、入園者数が764万人を記録しました。

 「大変なにぎわいだったようです。人の頭を見て歩くような感じでした」(上野動物園 田畑直樹 副園長)

 上野動物園にパンダが戻る日は来るのでしょうか?(29日15:10)