西松建設の巨額献金事件に絡み、同社が関係する設計会社が二階俊博経済産業相の関連政治団体に賃貸したマンションについて、約4000万円の購入資金を西松本社が融資していたことが29日、西松建設関係者の話で分かった。元本の返済は10年間滞ったままで、事実上西松本社が購入資金を負担していた。
西松建設はマンションの家賃相当額を、社員の個人献金を装って二階氏側に提供したことが判明している。東京地検特捜部は、政治資金規正法が禁止する他人名義の寄付などに当たる可能性があるとみて西松側から事情聴取。違法性の有無などを慎重に調べている。
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