阿久根市議会は26日、全員協議会を開き、「市民と議員と語る会」を29日午後6時から同市市民会館で開くことを決めた。竹原信一市長は交えないという。
市長と議員、市民が一堂に会した対話集会を希望していた竹原市長は「私を外すのはよく分からない。ただ、対話集会を開くのは進歩」と評価した。語る会を傍聴するかは分からないという。
市民との語る会は、反市長の姿勢の市議11人が「市民と向き合い、議会が変わったことをアピールすべきだ」として議会主導での開催を検討。この日の全員協議会で提案し、議会の総意として開催を決めた。
司会進行を阿久根青年会議所など第三者に依頼。竹原市長に対する不信任案をテーマに討論することを決めた。一度目の市長不信任案を提出した木下孝行市議は「不信任の理由を訴えて市民に理解を求めたい」。市長支持の立場で初当選した石沢正彰市議は「なぜ不信任なのか市民は聞きたいはずだ」と話した。
=2009/03/27付 西日本新聞朝刊=