2009年3月30日 0時15分更新
29日未明、奈良県大和郡山市で自転車に乗っていた17歳の男女2人を車ではねて、そのまま逃げたとして、警察は38歳の男をひき逃げの疑いで逮捕しました。
29日午前0時40分ごろ、大和郡山市若槻町の県道で自転車に乗っていた男女2人が車にはねられ、大和郡山市番条町の建設作業員・井田飛迎さん(17)が頭の骨を折って意識不明の重体となったほか、天理市の17歳の女子高校生が足の骨を折るなどの大けがをしました。
警察はひき逃げ事件として捜査していましたが、約10時間たった午前10時半ごろ「逃げたのは自分だ」と男が警察に出頭してきました。
警察が詳しく調べたところ、現場に残されていたヘッドライトの一部が男の乗用車のものと一致したことなどから、大和郡山市額田部北町の会社員・松原相虎こと沈相虎容疑者(38)をひき逃げの疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し沈容疑者は「前を走っている自転車にぶつかったが怖くなって逃げた」と話しているということです。