2009年3月4日21時33分
ジョン・オドム投手=AP、08年5月撮影
米独立野球リーグでバット10本とトレードされ話題になったジョン・オドム投手(26)が昨年11月、薬物やアルコールの過剰摂取のために亡くなっていたとAP通信が伝えた。昨季の所属チームの監督は「あのトレードが彼を苦しめた」と語った。
オドム投手は昨春にカナダのバイパーズと契約したが、17歳の時のけんかによる罪が原因でカナダへ入国できなかった。このため昨年5月、米テキサス州のブロンコスに1本69ドルのバット10本でトレードされた。
当初は「自分が大リーガーになれたらいい話題になる」と前向きだったが、敵地で「バットマンのテーマ」を流されるなどからかわれた。昨年6月、監督に「もうやめる」と言ったきり、音信不通になっていたという。