サポーターへのアンケートをもとにJリーグがまとめた報告書がこのほど公開された。調査は昨季、スタジアムに来場した合計約1万5000人を対象に実施された。
シーズン1人あたり平均観戦頻度で、浦和はJ1トップの17回(06年実績)。7割近くのサポーターが年間で15回以上観戦している。また同伴者数のリーグ平均が3・1人に対して浦和は2倍の6・2人。家族よりも友人と観戦する人のほうが多く、約80万人という観客動員の成功を支える「浦和のサポーター像」が浮かび上がる。
昨季のJリーグ全体の年間総入場者数は約860万人。調査に協力した筑波大大学院の仲沢真准教授は「狙うべきマーケットが見て取れる。目の付けどころ、人のつながりで動員は上がる」と話している。