2009年3月29日21時50分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」を強行すれば、国連安全保障理事会で協議すべきだと日米韓が主張している問題で、29日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「人工衛星の打ち上げを安保理が扱った例はない」として、公平な措置をとるよう要求した。ラヂオプレス(RP)が伝えた。
労働新聞は「世界の9カ国程度が、これまでに数千基の人工衛星を打ち上げているが、安保理が扱ったり問題視したりしたことは一度もない。安保理が誰かだけを問題視できるか」と非難した。また、安保理で協議された場合には「非核化と6者協議は完全に破綻(はたん)し、さらに強力な措置を取ることになろう」と改めて警告した。