29日午前0時40分ごろ、奈良県大和郡山市若槻町の県道で、同市の建設作業員の少年(17)と同県天理市の県立高校2年の少女(17)が倒れているのを、通報で駆けつけた郡山署員が見つけた。2人の近くに車にはねられたような自転車があった。少年は頭を強く打ち意識不明の重体、少女は右足の骨が折れる重傷。
同署はひき逃げ事件とみて捜査していたが、同日午前10時半ごろ、出頭してきた大和郡山市額田部北町、会社員松原相虎(そうご)容疑者(38)が「車のブレーキをかけたが間に合わなかった」と容疑を認めたため、道路交通法違反の疑いで逮捕した。
同署によると、松原容疑者は乗用車を運転中、自転車に一緒に乗っていた2人を後ろからはね、そのまま逃げた疑いがある。