北朝鮮ミサイル発射に備え、空自浜松基地配備の「PAC-3」が秋田県と岩手県に向け出発
北朝鮮のミサイル発射に備えるために、航空自衛隊浜松基地に配備されている地対空ミサイル「PAC-3」が29日朝、秋田県と岩手県に向けて出発した。
午前7時8分すぎ、第1団目のPAC-3部隊が浜松基地を出発した。
浜田防衛相の破壊措置命令を受け、浜松基地に配備されていた地対空ミサイルPAC-3は、29日午前7時すぎから7つのグループに分かれて浜松を出発した。
基地からは、高射部隊100人以上がPAC-3のほか、レーダー車や指揮車など大型トレーラーおよそ60台に分乗して、東名高速道路で清水港に向かった。
PAC-3の部隊は、休日の静かな港に次々と姿を現し、港は急に物々しい雰囲気となってきた。
清水港に到着した車両は、民間の貨物船に積み込む作業が行われ、まもなく出港する予定。
北朝鮮のミサイルが通過するとみられる秋田県と岩手県の陸上自衛隊には、30日夜に到着する見通しだが、政府は、国内に落下する見通しは極めて低いとの見解を示している。
(03/29 12:05 テレビ静岡)