Destrapt

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罠師の日常
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シリーズを総じて考えた時、一番罠にかける魅力に溢れているのは
どの作品だろう。最新作である蒼魔灯?トラップコンボの基礎を築いた影牢?
筆者の答えは、シリーズの原点である刻命館である。確かに、面白さで言えば
後作品に劣る。しかし、罠にかける楽しさにかけては後作品を凌いでいる。

コンボがない、トラップの設置が面倒くさい、何より主観視点である。
旧作であるが故の欠点はいくらでもある。しかし、この欠点こそ、
後作品が持ち得ない「原点たる魅力」を引き出しているのだ。

コンボがないということは、逆に言えば忙しいトラップ切り替えに
みまわれずにすむということでもある。同じトラップも多数設置できるし、
一人の相手に集中する必要もない。つなぎ方や稼ぎなど全く気にせず、
ただ純粋に侵入者を罠にかけることだけを考えられるのだ。

主観であることも、罠にかかった侵入者をじっくり鑑賞するには
絶好の視点であると言える。これぞまさに、特等席である。

さらに、マーカーに近づいてさえいれば、かなりアバウトな起動でも
トラップの餌食にできる点も見逃せない。この大雑把さのおかげで、
複数を手玉に取ることも容易。特に、13話のピットフォール地獄は
爽快感の極み。ぜひ一度は、この快感を味わっていただきたい。

ここまで揃っているのなら、トラップ設置の面倒さなど…
まあ多少は気になるが、だが決して目を瞑れないほどではない。

刻命館には、後作品が無くした原点の面白さがある。
影牢、蒼魔灯に魅力を感じなくなったら、一度、原点に
立ち返ってみてはいかがだろう。また、本作を知らぬ人も、
一度原点の魅力に触れてみてはいかがだろうか。
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