社会
遺族ケア活動を支援へ JR西の新財団
JR西日本は二十六日、尼崎JR脱線事故の反省を踏まえ、社会貢献活動を目的に四月一日に設立する財団法人「JR西日本あんしん社会財団」の概要を発表した。事故や災害に遭った被害者や遺族らの心身ケアの活動、安心・安全な社会づくりに取り組む団体や研究機関を支援。公益財団法人化を目指す。(足立 聡)
同社本社(大阪市)を所在地とし、理事長には山崎正夫社長が就任。評議員、理事ともに各七人で構成し、うち三分の二以上の五人を外部の専門家や経営者らが占める。顧問には、日野原重明・聖路加国際病院名誉院長や作家の柳田邦男氏ら五人が選ばれる予定。
具体的な活動は、聖トマス大学(尼崎市)が四月に設立する「日本ブリーフケア研究所」に寄付する。同研究所は、事故・災害で家族を失った人らのケアにあたる人材を養成する。
また、災害などで親を亡くした子どもを支援する「あしなが育英会」や、自殺を考える人などから悩みを聞く「関西いのちの電話」の活動などを支援。地域で救急救命活動の普及に取り組む団体などへの寄付・助成も手掛ける。
初年度の基本財産は十億円。二〇一一年度までに二十億円に増やす。活動経費は基金の運用益や同社が毎年拠出する寄付金で賄う。初年度は一億数千万円になる予定。
JR西の山崎社長は「将来にわたって持続的・安定的に地域社会の役に立つため、中立性、透明性の高い財団にしたい」と話した。
(3/27 10:09)
・【おでかけQ&Aサイト】
「おしえて 神戸」はこちら/
「おしえてジャズ」はこちら
・【生活情報Q&Aサイト】
「コミミ」はこちら
社会
- スランプ脱出の体験披露 朝原、伊東、浅越の3氏(3/29 11:37)
- 地元で説明、理解求める 小沢氏続投で民主議員(3/29 11:21)
- はるか鹿児島へ、それでも1000円 記者ルポ(3/29 11:18)
- 高速1000円 日帰りはこんな旅… 記者ルポ(3/29 11:12)
- 山陽道は26%増 高速道大幅値下げ(3/29 11:01)
- ダーツ愛好者が腕前競う 神戸で県選手権(3/29 10:50)
- ヒツジも衣替え 六甲山牧場で毛刈り(3/29 10:05)
- 雇用多様化で収入差 世帯格差浮き彫り 県内調査(3/29 10:30)
- 放鳥コウノトリの親、ひな食べる 豊岡(3/28 19:55)
- 定額給付金の現金支給スタート 南あわじ市(3/28 18:34)