|
|
|
社会|スポーツ| |
文字サイズ:
大|中|標準
![]() |
生活
家庭医研修学会が松前病院を認定 町村立で全国初、研修医受け入れへ(03/29 06:48)【松前】渡島管内松前町の町立松前病院(木村真司院長、百床)の家庭医(全科診療医)研修プログラムが、日本家庭医療学会(東京)の公式研修に認定された。町村立病院の研修プログラムが選ばれるのは全国で初めて。 今月九日に認定通知が届いた。認定により、国家試験合格後に初期研修を終えた後期研修医を新年度から三人まで受け入れる。二、三年間、同院と松前町立江良診療所のほか、函館市と檜山管内江差町の六つの協力病院で内科、ホスピス、救急など医療に携わり、家庭医の知識や技術を習得する。給与などについては町立松前病院が負担する。 同院は以前から家庭医の養成を行ってきたが、認定を得たことで、研修修了医が家庭医療専門医試験を受験できるようになり、より研修医が集まりやすくなる。常勤医が指導する負担は増えるが、「医師の手は増え、助かる面もある」(木村院長)といい、実質的な医師確保につながる見込みだ。 木村院長は「家庭医養成の中核的役割を果たしたい。研修医が将来、道内町村部の医療を担ってくれればうれしい」と話している。 同学会は二〇〇六年度から三年間で全国八十一の家庭医研修プログラムを認定。大学や民間病院が大半で、道内は札幌、留萌などの計四病院が認定されている。 |
|