2009年3月28日 19時44分更新
28日未明、倉敷市で作業場が全焼する火事があり、警察にみずから火をつけたことを通報してきた37歳の無職の男が放火の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは住所不定・無職の小林幸紀容疑者(37)です。
警察の調べによりますと、小林容疑者は28日午前0時ごろ、倉敷加須山にある岡野木材・岡野建設の木造2階建ての作業場に持っていたライターでタオルに火をつけ、建物およそ490平方メートルを全焼させたとして放火の疑いがもたれています。
警察によりますと、小林容疑者が火事のあと、すぐに近くの公衆電話から警察にみずから火をつけたことを通報し、駆けつけた警察官に放火を認めたため、警察は放火の疑いで逮捕しました。
調べに対し、小林容疑者は「仕事も住むところもなく警察に捕まれば行き倒れにならないと思い放火した。」と話しているということです。
警察で動機や状況などを詳しく調べています。
岡野木材を経営する岡野幹司さんは、「はらわたが煮えくり返るくらい悔しいです。こういうことが二度と起こらないように防犯体制をしっかりしてほしい」と話していました。