岡山放送局

2009年3月28日 19時44分更新

倉敷市太陽光発電の補助倍増


倉敷市は、自然エネルギーの活用を進めようと、住宅に太陽光発電システムを設置する際市が出す補助金を、来月からこれまでの倍に増やすことを決めました。

倉敷市では地球温暖化の防止のため自然エネルギーの活用を進めてもらおうと、市内で、住宅の屋根に太陽光発電システムを設置した場合、1キロワットの発電能力あたり1万5000円の補助金を支給しています。

太陽光発電システムを導入した場合、国も今年から、1キロワットあたり7万円を補助する制度を始めていて、市では、補助金を増やせばシステムの導入がさらに進むとみて、来月からはこれまでの倍の3万円を支給することを決めました。

倉敷市によりますと、住宅用の太陽光発電システムを設置するには、1キロワットあたり60万円から70万円程度の費用がかかりますが、余った電気を電力会社に売ったり、市や国の補助制度を利用したりすれば、導入からおおむね10年で設置費を回収できるということです。

倉敷市内には、太陽光発電システムを設置している家庭が3000戸あまりあるということで、市では「補助制度を広く知ってもらい、普及を進めていきたい」と話しています。