少林寺、米国に道場建設も検討中

　少林寺は世界へと拡大路線を進めている。河南嵩山少林寺の住職がこのほど米国を訪れ、少林寺を通じて中国文化を知ってもらう活動を行った。また、米国での道場設も視野に入れていることを明らかにした。26日付中国新聞社が伝えた。

　5年前に中国系のカリフォルニア州議員が中心となって3月21日を「中国嵩山少林寺の日」とすることを州議会で決定。この日を利用して少林寺の教えを同州で広めてきた。アーノルド・シュワルツェネッガー州知事からは同州の多文化に貢献したと感謝されているという。

　現在、少林寺はサンフランシスコとロサンゼルスに少林寺の文化センターを設立し、会員に対して少林寺の教えを伝えているが、機が熟した時点で道場も建立する考えだ。

　住職らは、今回の旅で数十人のために仏門に帰依する儀式を執り行った。サンフランシスコとロサンゼルスでは、この旅に関する記念切手も発売したという。（編集担当：恩田有紀）

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