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最終更新:2009年3月28日(土) 18時40分

中1男子ら、担任を「流産させる会」

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 愛知県半田市内の中学校で、男子生徒11人が妊娠中の担任の教師を「流産させる会」をつくり、給食に異物を混ぜるなどの行為をしていたことがわかりました。

 半田市教育委員会と学校の説明によりますと、関わっていたのは市立中学校の1年の男子生徒11人です。

 「給食のみそ汁にチョークを入れたと聞いた。やめた方がいいんじゃないかと思ったけど、言ったら僕もやられるかもしれない」(同じ中学校の生徒)

 学校などによりますと、今年1月から2月にかけて、妊娠している30代の担任の教師の給食に、理科の実験で使ったミョウバンや食塩などを入れたり、椅子の背もたれのネジを緩めるなどの行為をしていました。

 男子生徒らは、部活動で注意されたことや席替えの決め方に対して担任の教師に不満を持ち、「先生を流産させる会」を作っていました。

 「(会の)ネーミングには大変驚いた。大変ショックであった。おなかに小さな生命を抱えている女性教員にやってはならないこと。生命の重さ、大切さを指導していきたい」(学校の教頭)

 行為の一部を目撃した生徒がいたことから、先月下旬に一連の問題が発覚し、今月6日に学校が教育委員会に報告していました。

 教師の体調に異常はなく、学校は保護者を呼んで注意し、男子生徒らは全員が謝罪したということです。

 半田市教育委員会は、「生徒たちに命の大切さを指導する教育を徹底させたい」と話しています。(28日17:35)