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マダガスカル:ラジョエリナ氏就任式 国際社会は認知せず

マダガスカルで21日、暫定政府の大統領として就任式を行ったラジョエリナ氏=ロイター
マダガスカルで21日、暫定政府の大統領として就任式を行ったラジョエリナ氏=ロイター

 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南東部マダガスカルで、ラベロマナナ大統領(59)を退陣に追い込んだ野党指導者ラジョエリナ氏(34)は21日、暫定政府の大統領として就任式を行った。ただし、国際社会はクーデターと非難し新政権を認めない方針で、新大統領は多難な船出を強いられる。

 ラジョエリナ氏は同日、支持者ら数千人を前に「マダガスカルは世界と友好を築き、新しい希望、自由な未来を求めている」と演説した。しかし、アフリカ連合(AU)は同国の加盟資格停止を決定。旧宗主国フランスのサルコジ大統領も早期の大統領選実施を求めている。米政府は援助支援凍結を発表し、就任式に駐マダガスカル大使の姿はなかった。

 同国は人気の観光地だが、1月末から続いた政情不安で観光客が激減。大打撃の観光業界は国際社会の反発で一層厳しい状況に置かれる可能性がある。

毎日新聞 2009年3月22日 19時50分(最終更新 3月22日 23時06分)

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