以下は終了したイベントです
振り返ってみますと、自然保護の観点から「世界保全戦略」で“持続可能な開発”の考え方が示されてから、すでに30年を経ようとしています。この考え方は、地球環境問題の深刻化とともに全世界的に普及しはじめました。しかし、実際の地球上の政治経済のあり方は、世界を席巻するグローバリゼーションの潮流を押し止めることは出来ませんでした。そこにアメリカ発の世界金融危機が直撃しました。冷戦構造の崩壊から、新自由主義の台頭、9.11アメリカ同時多発テロ、アフガニスタン・イラクへの攻撃、中国・インドの台頭、そして世界金融危機。ついでアメリカ初のアフリカ系大統領の誕生と、世界はめまぐるしく変化しています。
また国内でも、ホームレス、フリーター、派遣労働、外国人労働者など、主に労働に関わる問題や、年金、医療、介護など、社会保障に関わる問題、気候変動・地球温暖化、土壌・大気の劣化、化学物質汚染、食糧問題、農・林・漁のあり方、地震災害など、問題が山積しております。
一方で、市民活動による“新たな仕事の場”づくりも各地でさまざまに提起され、持続可能な社会構造への転換を模索しつつあります。
今回、以上のような問題意識を共有する人びとが集い、2009年という試練の時代に、環境、福祉、教育、多文化、まちづくりなど、市民活動による新たな仕事(グリーン・タスク)のあり方や事例を話し合い、持続・維持可能な社会を展望してみたいと思います。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
1966年に都市計画決定された東京外かく環状(外環)道路は、関越道から東名高速までの区間 16km分が地元の反対を受けて凍結状態にありましたが、2001年、高架から大深度地下構造への変更方針が国と東京都より示され、事業化手続きの前段階に至っています。
この間、住民参加のしくみとして「パブリック・インボルブメント(PI)」協議会を設け“地元との合意形成に努めた”と評価していますが、環境面などから建設を疑問視する沿線 7区市(練馬、杉並、武蔵野、三鷹、調布、狛江、世田谷)の住民からは、建設ありきで進められてきた PIのあり方への不信を訴える声が消えません。現在、地域ごとの課題を整理するため「地域PI」の開催が進められていますが、参加者も含めた市民からは多くの問題が取り立たされています。
今回の円卓会議では、その「東京外かく環状道路(外環)計画」について問題提起を行い、担当省庁と意見交換を行います。
携帯電話基地局や送電線、家電製品、携帯電話機などから発生する電磁波に反応し、頭痛、不眠、めまい、吐き気、疲労感、食欲不振、記憶力の低下、集中困難など、さまざまな症状に襲われる「電磁波過敏症」が世界的に増えていると言われており、その有病率は2017年に総人口の50%を越えると予測している研究者もいます。
また、上記のような身体影響を懸念してか、携帯電話基地局の新規設置等において、周辺住民の方々のよる反対運動等が起こり、その結果として携帯電話基地局の新規設置を見合わせるなどの事案が発生しています。
今回の円卓会議では、その「電磁波による身体・環境等への影響」について問題提起を行い、担当省庁と意見交換を行います。
各省庁に提出した質問状
*参加・傍聴希望の方は、事前に(できましたらFAXかメールで)ご連絡ください。