アサヒビール(荻田伍社長)と県は、県庁で共同会見し、主力商品「スーパードライ」売り上げ1本につき、1円を県に寄付し、山岳環境の保全に充てる事業を開始すると発表した。同社が全国で実施する社会貢献活動「うまい!を明日へ!」プロジェクトの一環。寄付金は、登山道の整備や高山植物保護に充てるという。
対象は3月下旬~4月下旬に製造されるスーパードライ缶350ミリリットルと500ミリリットルの2品。缶にはプロジェクトのロゴマークや趣旨が描かれる。寄付金は約190万円を見込む。
同社甲信統括支社の田口伸二支社長は「長野県内の山々は全国に誇る宝で、元気の源。県民と一緒に環境を守る活動に取り組みたい」とあいさつ。村井仁知事は「大変ありがたい。整備事業を進めたい」と喜んだ。【神崎修一】
毎日新聞 2009年3月16日 地方版