次男の自殺について「いじめが原因ではない」とする県教委の調査に対し、次男の両親が26日、県教委に再調査を求める要請書と1665人分の署名を提出した。
自殺したのは県立八戸工高1年だった工藤健さん(当時16歳)。両親らによると、工藤さんは07年10月、自宅で袋をかぶって自殺した。県教委は学校の調査や県警の捜査を基に「いじめはなかった」と結論づけたが、両親らは次男が部活でいじめを受けていたとして昨年11月にも県教委に異議申し立てをしている。両親らは「二度と同じような悲劇が起きてはならない。署名してくれた方には深く感謝します」と話した。県教委は「再び調査するか検討したい」と述べるにとどまった。【山本佳孝】
毎日新聞 2009年3月27日 地方版