ヴォイス〜命なき者の声〜

ヴォイス〜命なき者の声〜
《第8回》 2009年3月2日放送
 
決して消せない炎

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あらすじ

 東凛大学の解剖室に、火災現場で死亡した60代の男性が運び込まれる。男性・今成卓見は(平田満)警備員で、自宅付近の火災現場で倒れているのを発見されたが、その胸には火災が起こった家の子供の遺体を抱えていたという。今成と子供に面識がない上、子供がカーペットに包まれていたことから、今成には放火犯の疑いもかかる。
 その後、解剖が行われ、加地大己(瑛太)、石末亮介(生田斗真)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)は、佐川文彦(時任三郎)から、今成の死因が子供と同じ一酸化炭素中毒であること、また、今成が肝炎を患っていたことを聞く。そんな中、亮介とともに解剖作業をしていた哲平は、夏井川玲子(矢田亜希子)から今成の肝臓を実験室に運ぶように指示される。ところが、途中で気を取られ肝臓が入ったシャーレを落としてしまう。慌てて割れたシャーレと肝臓を拾い集める哲平。そこへ、佐川が駆け込んできて、哲平の手を取る。指から出血していることを認めた佐川は、血相を変えて洗浄を施す。応急処置は済んだものの、感染の可能性がある哲平は、大学内の病室に入院することに。
 同じ頃、今成の肝炎について調べていた蕪木(泉谷しげる)は、それがB型肝炎であると突き止める。感染していたら命に関わることもあるだけに、大己らは検査結果が気にかかる。
 翌日、自宅での安静を言い渡された哲平の元に、久保秋佳奈子(石原さとみ)と彰がやってくる。部屋に入ると、佳奈子は哲平に謝罪をする。実は、今成の解剖の日、佳奈子は大学が募集する海外研修の最終面接があり、自分の順番だった解剖作業を哲平に代わってもらっていたのだ。言葉少なにうなだれる佳奈子に、気にしないでくれ、と笑顔を見せる哲平。しかし、今回のことで人の死について真剣に考えたと言い、その結果、感染の有無に関わらず、法医学を辞めるつもりだと明かす。突然の告白に、佳奈子も彰も言葉を失う。その頃、大学の研究室いた大己らは、刑事・大和田敏(山崎樹範)から、警備員だった今成が少し前まで科学警察研究所の火事を専門に分析するセクションに勤めていたと聞く。火災のプロだった人が火災現場で亡くなるとは、などと大和田が皮肉を言う中、それまで今成について調査していた大己は、何か大事なことを見落としているような気になり…。

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あらすじバックナンバー
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キャスト

加地大己 … 瑛太
石末亮介 … 生田斗真
久保秋佳奈子 … 石原さとみ
桐畑哲平 … 遠藤雄弥
羽井 彰 … 佐藤智仁

羽井鳳子 … 濱田マリ
大和田 敏 … 山崎樹範
石末貴之 … 名高達男
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蕪木 誠 … 泉谷しげる
夏井川玲子 … 矢田亜希子
佐川文彦 … 時任三郎

ほか

スタッフ

■脚本
 金子茂樹

■プロデュース
 瀧山麻土香
 東 康之

■演出
 石井祐介

■音楽
 吉川 慶
 Audio Highs

■制作
 フジテレビドラマ制作センター
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