新築工事が進んでいた苫小牧市の夜間・休日急病センターの建物がこのほど完成した。医師増員などの機能も強化して、4月1日にオープンする。
苫小牧保健センター(沖一郎理事長)が建設した新センターは、鉄筋コンクリート造り平屋建て、床面積は603.99平方メートル。現センター北側に隣接する旧保健所跡に建設された。総工費は約1億5,000万円。
診療科目は内科・小児科。平日(午後7時―翌午前7時)の診療スタッフは、医師が現行の1人から2人(1人は午後10時まで)、看護師は2人から4人(2人は同)に増員。X線撮影装置などの一部医療機器も充実させる。
昭和53年に開設された同センターは現在、急病軽症患者等を受け入れており、年間約1万人の利用がある。しかし近年では、10年前の1.6―1.9倍の急患を受け入れる市立病院や王子総合病院の負担が増大していた。
開設後は年間1万5,400人の利用を見込んでおり、市立病院や王子総合病院の負担が軽減される見通しだ。 (高橋昭博)
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