2009年3月25日14時42分
【香港=奥寺淳】24日付の香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは、中国軍関係者の話として、中国軍兵士の給与が最大50%引き上げられると報じた。昨年の四川大地震救援や北京五輪警備で大きな役割を果たしたことに報い、士気を高める狙いという。
給与引き上げ対象は約230万人。上げ幅は一般兵士が50%増と最大。大佐クラスが30%増、将官クラスが20%増の見通しという。新兵の給与は約1千元(約1万4千円)に。少将だと最大1万8千元(約25万円)になる。
同紙は空軍退役幹部の話として、「(建国60周年など)多くの敏感な記念日が集中する忙しい年に給与を上げることで、士気が著しく高まるだろう」と伝えた。軍人給与の大幅引き上げは3年ぶり。