2008年12月30日、 競輪界の頂点を決める戦いが平塚競輪場で繰り広げられました。
そして、その頂点に立ったのが、2008年最初のGT競輪祭で優勝し、GPへの切符を手にした井上昌己選手(長崎・86期)でした。
この年のベストナインによる頂上決戦とあって、 平塚競輪場は身動きがとれないほど人で溢れかえっていました。
気合いを入れて競輪場のゲートをくぐったワタシもその熱気に思わずたじろいでしまうほど。
しかし、バンクの近くまで辿り着くとその熱気にレースを観る気持ちが盛り上げられてきました!
16時30分。
沸き立つ大歓声の中、競輪グランプリ08の号砲がなりました。
細切れ戦となったレースが動いたのは赤板から。
並びは佐藤ー平原ー渡邉。アウトに山崎ー伏見。インに永井ー小嶋、そして井上ー三宅。
打鐘寸前、一旦後ろに引いた永井が三角から一気にダッシュ。
懸命に追走する小嶋に井上が付きます。
最終バックで小嶋が永井をかわして番手捲り。
ゴール前、小嶋追走の井上が一気に差し交わしてグランプリ初制覇。
小嶋が空けたインコースを突いた平原が2着となりました。
白熱のレースに場内の観客の意識はバンクに集中。
ワタシも熱くなりました!
井上選手は 「最終ホームで思い通りの展開になったので、あとは落ち着いて走るだけでした」
「あまりプレッシャーは感じない方なんですが、来年からずっと1番車を着て走らないといけないので、
またグランプリに戻ってこれるよう頑張ります。 目標はGTを獲っての出場です」 とコメント。
賞金1億円と競輪界最強の称号を手に入れた井上選手、おめでとうございます!!
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