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ミズノが受注生産・販売するＷＢＣ日本代表選手仕様のユニフォームと帽子

　ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の関連商品の売り上げが好調だ。日本が準決勝に進出し、スポンサー企業などから「個人消費が低迷する中で、久々に明るいニュース」と、効果を期待する声が上がっている。

　日本チームにユニホームを提供するミズノは、選手仕様のユニホーム（２万９４００円）と帽子（１万５００円）、ユニホームのレプリカ（７１４０円）などを販売中。８０００枚用意したレプリカは全量出荷済みで、キューバ戦の勝利を受けて店頭在庫も品薄状態だ。選手仕様品は受注生産で対応しており、「前回大会は優勝後に注文が伸びた。ぜひ連覇して、消費回復のきっかけになってもらいたい」（広報担当）。

　アサヒビールは選手の写真をデザインした缶ビールを出荷。当初計画は３５万ケース（１ケース＝大瓶２０本換算）だったが、受注は３７万ケースに達した。これは前回大会の約４倍の水準で、同社の広報担当者は「決勝ラウンドの活躍でさらに盛り上げてほしい」と期待している。

　日本マクドナルドは代表選手をデザインしたクリアファイルを対象商品を買った客にプレゼント中。「対象商品の指名買いが出るなど店頭での盛り上がりも上々」（同社広報）という。【田畑悦郎】