佐世保港を出港するイージス艦「ちょうかい」(手前)。奥は「こんごう」=28日午前8時13分、長崎県佐世保市、本社ヘリから、岩崎央撮影
北朝鮮の弾道ミサイルをめぐり、「弾道ミサイル破壊措置命令」が出されたことを受け、迎撃ミサイル「SM3」を装備した海上自衛隊のイージス艦「こんごう」「ちょうかい」が28日朝、長崎県・佐世保港を出港した。いずれもミサイルの飛行コース下にある秋田県沖の日本海へ向かった。
こんごうは07年12月、ちょうかいは08年11月に米ハワイ沖でSM3の発射試験を済ませている。ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、初の実戦に臨むことになった。
港内の米海軍基地からイージス艦「カーティス・ウィルバー」も出港した。神奈川県・横須賀港の海自基地からも、太平洋上でミサイルを探知・追尾するため、イージス艦「きりしま」が出港した。