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WBC:米記者「決勝戦、ここ30年で最高のゲーム」(上)

ヤン・サンムン・コーチ(写真右)が本塁打を放った秋信守(チュ・シンス)の背中をたたいている。金城漢(キム・ソンハン)=中央=、李順喆(イ・スンチョル)=左=コーチも手を上げて歓迎した。/写真=チェ・ムンヨン記者

 「30年以上野球を見続けてきたが、これほど面白い試合は初めてだ」

 延長10回裏、無死一塁の最後のチャンスが途切れると、ある米国人記者が慰めの言葉を掛けた。しかし決して慰めだけではないようだった。韓国代表はこの日、数多くのピンチを迎えながらも崩れなかった。打たれても持ちこたえ続け、日本を何度も焦らせた。結果は負けだったが、世界の野球ファンに雑草のようにしぶとい韓国野球の底力を見せることができた。

 試合後の金寅植(キム・インシク)監督の言葉通り、韓国はこの日、最初から一方的に打ち込まれた。1回と2回は2死一・二塁の危機を何とか乗り越えたが、結局3回にはセカンド高永民(コ・ヨンミン)のエラーがきっかけとなって先取点を奪われた。高永民は無死一塁で日本の3番、青木のライナーをはじいてしまった。その後1死一・三塁になると、小笠原のタイムリーで1失点。しかし続く1死満塁の危機は併殺で乗り切り、5回には無死一・三塁のピンチを無失点で切り抜けた。

 無死一・三塁で奉重根(ポン・ジュングン)に続いて登板した鄭現旭(チョン・ヒョンウク)は、日本の4番城島と5番小笠原を三振に切って取った。また、2盗を狙った青木も刺してヤマを乗り越えた。

米ロサンゼルス=高錫泰(コ・ソクテ)記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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